Google Chat でメッセージの予約送信ができるようになりました
Google Chat に待望のメッセージ予約送信機能が追加されました。最大120日先まで送信時刻を指定でき、下書きとして管理・編集も可能です。タイムゾーンの異なる相手への配慮や、深夜の作業でも相手を気にせずメッセージを準備できるようになります。
要約
Google Chatでメッセージの予約送信ができるようになりました。送信ボタンの横にある下矢印をクリックすると、最大120日先まで送信日時を指定できます。予約したメッセージは下書きとして管理でき、編集・再予約・キャンセルも可能です。管理者設定は不要で、すべてのGoogle Workspaceユーザーと個人アカウントで利用できます。
どんな機能か
メッセージを書いているとき、送信ボタンの横にある下矢印をクリックすると「予約送信」のメニューが表示されます。
ここから送信したい日時を選べば、その時刻に自動でメッセージが送信されます。最大120日先まで予約可能です。
予約したメッセージがある会話では、入力欄の上にバナーが表示されます。このバナーをクリックするか、左側のパネルに表示される「下書き」ショートカットから、予約済みメッセージの一覧にアクセスできます。
一覧画面では、予約メッセージの編集、送信時刻の変更、即時送信、削除が可能です。下書きショートカットは、予約メッセージがあるときだけ表示されます。
何が嬉しいのか
リモートワークやグローバルなチームでは、メンバーのタイムゾーンがバラバラということがあります。
自分が深夜に作業していても、相手の就業時間に合わせてメッセージを届けたい。そんなときに予約送信が使えます。
「今すぐ送ると深夜だから迷惑かな」と思って下書きに残しておいて、翌朝送り直す。そんな手間がなくなります。
もう一つ、週末や休暇中に思いついたことをメモしておいて、週明けの朝に届くよう設定しておく、という使い方もできます。自分の頭から忘れる前にメッセージを準備しておけるのは便利ですね。
具体的な使い方
基本的な流れ
- 通常通りメッセージを入力
- 送信ボタンの横の下矢印をクリック
- 送信したい日時を選択
- 指定した時刻に自動送信される
予約メッセージの管理
予約したメッセージは「下書き」として管理されます。
予約メッセージがある会話を開くと、入力欄の上にバナーが表示されるので、そこからアクセスできます。また、左パネルに「下書き」ショートカットが表示されている場合は、そちらからも一覧にアクセス可能です。
一覧画面でできることは以下の通りです。
- 編集(メッセージ内容の修正)
- 再予約(送信時刻の変更)
- 今すぐ送信(予約をキャンセルして即時送信)
- 削除(メッセージ自体を削除)
活用シーン
タイムゾーンをまたぐコミュニケーション
海外のメンバーとやり取りしている場合、自分の夜が相手の朝ということがあります。
予約送信を使えば、相手の就業時間開始に合わせてメッセージを届けられます。深夜に通知を送ってしまう心配がありません。
週明けのリマインド
金曜日の夕方に「来週これやらなきゃ」と思い出したとき、その場でメッセージを書いて月曜の朝に予約しておけます。
週末にSlackやTeamsで通知を送ると「休日に仕事の連絡が来た」と思われることもありますが、予約送信ならそういった心配もありません。
深夜作業でも気兼ねなく
夜遅くに作業していて、チームへの連絡事項が出てきたとき。
今すぐ送ると「夜中に仕事してる」と思われそうで気が引ける、ということもあります。翌朝の始業時間に予約しておけば、自分も忘れずに済むし、相手にも通常の時間帯に届きます。
使う上での注意点
予約は120日先まで
予約できる期間は最大120日先までです。
それ以上先の予定がある場合は、カレンダーのリマインダーなど他の方法と組み合わせることになります。
下書きショートカットの表示
左パネルの「下書き」ショートカットは、予約メッセージがあるときだけ表示されます。
普段は見えないので、「どこから確認するんだっけ」と迷うかもしれません。予約メッセージがある会話を開いたときのバナーからもアクセスできることを覚えておくといいですね。
スマホアプリでは
今回の公式発表では、主にデスクトップ版の説明となっています。
モバイルアプリでも同様の機能が使えるかは、発表内容からは明確ではありません。モバイルでの使い勝手は実際に確認してみる必要がありそうです。
他のツールとの比較
メッセージの予約送信は、多くのコミュニケーションツールで要望されてきた機能です。
Gmail: Gmailでは以前から「送信日時を設定」機能があり、予約送信が可能でした。同じGoogleのツールであるChatにも、ようやく追加されたことになります。
Slack: Slackでも「後で送信」機能があり、メッセージの予約送信ができます。
Microsoft Teams: Teamsでは2023年頃から予約送信機能が追加されています。
Google Chatとしては、他の主要ツールに追いついた形ですね。
管理者設定
この機能に管理者向けの設定項目はありません。
すべてのGoogle Workspaceユーザーに自動的に展開されます。組織として無効にする設定はありません。
ロールアウト
Rapid Releaseドメインでは2025年12月11日から拡張展開が始まります(機能表示まで15日以上かかる可能性あり)。Scheduled Releaseドメインでは2026年1月2日から段階展開が始まります(機能表示まで最大15日)。
対象ユーザー
- すべてのGoogle Workspaceユーザー
- Workspace Individual Subscribers
- 個人のGoogleアカウントユーザー
思うこと
「これは待ってました」という人も多いのではないでしょうか。
特にリモートワークが一般的になってから、タイムゾーンや勤務時間の違いを意識する機会が増えました。「相手の時間に配慮する」というのは、テキストコミュニケーションでは大事なことです。
ただ、予約送信が便利だからといって、すべてのメッセージを予約で送る必要はありません。「今すぐ見てほしい」ものは普通に送ればいいし、「翌朝でいい」ものは予約送信を使う。使い分けが大切ですね。
また、予約送信を使いすぎると「この人はいつ働いているんだろう」と分かりにくくなることもあります。チーム内でのコミュニケーションルールは、機能の追加に合わせて見直すといいかもしれません。