Google Calendar: 代理ユーザーによる会議更新が委任元の名前で送信されるように
Google Calendarで代理ユーザー(秘書やアシスタント)が会議を作成・変更した際、出席者への通知が委任元(上司)の名前で送信されるようになりました。会議通知の混乱を防ぎ、スムーズな予定管理を実現します。
はじめに
「秘書が設定した会議なのに、出席者には秘書の名前で通知が届いてしまう」
上司のカレンダーを代理で管理している場合、こうした経験はないでしょうか。出席者からすると「この会議は誰が主催しているのか」がわかりにくく、混乱の原因になっていました。
2026年3月のアップデートで、代理ユーザー(delegate)が作成・変更した会議の通知が、委任元(principal)の名前で送信されるようになりました。
今回のアップデートとは
代理アクセスとは
Google Calendarの代理アクセスは、他のユーザーのカレンダーを代理で管理できる機能です。たとえば、秘書が上司のカレンダーにアクセスし、会議の作成・変更・キャンセルを代行できます。
これまでの挙動と変更後の比較
| 項目 | 従来 | アップデート後 |
|---|---|---|
| 会議作成時の通知 | 代理ユーザー(秘書)の名前で送信 | 委任元(上司)の名前で送信 |
| 会議変更時の通知 | 代理ユーザーの名前で送信 | 委任元の名前で送信 |
| 出席者から見た主催者 | 代理ユーザー名が表示される場合があった | 委任元の名前が一貫して表示 |
出席者にとっては「誰の会議なのか」が明確になり、通知を受け取った際の混乱がなくなります。
中小企業での活用シーン
社長・役員のスケジュール管理
総務や秘書が社長のカレンダーを代理管理しているケースは多いと思います。これまでは、秘書が設定した会議の通知が秘書名で届くため、取引先に「この方は誰だろう」と思われることがありました。
アップデート後は、社長名で通知が届くようになるため、取引先や社内メンバーにとってもわかりやすくなります。
営業チームでの共有カレンダー運用
営業アシスタントが営業担当者の代わりに顧客とのアポイントを設定する場合にも有効です。顧客には営業担当者の名前で会議通知が届くため、誰が担当なのかが明確に伝わります。
部門共有カレンダーの管理
部門の管理者がチームメンバーのカレンダーに代理で会議を追加する場合も、本来の主催者名で通知が届くようになります。「この会議、誰が設定したんだっけ?」という確認の手間が減ります。
注意点
管理者による代理アクセスの設定が必要
この機能を利用するには、Google Workspace管理者がGoogle Calendarの代理アクセスを有効にしている必要があります。まだ設定していない場合は、管理コンソールから有効化してください。
カレンダーオーナーによる権限付与
代理アクセスは、カレンダーのオーナーが特定のユーザーに対して代理権限を付与する仕組みです。管理者が機能を有効にした上で、各ユーザーが自分のカレンダー設定から代理ユーザーを追加します。
既存の代理アクセス設定はそのまま利用可能
すでに代理アクセスを有効にしている場合、追加の設定変更は不要です。アップデート後、自動的に新しい挙動が適用されます。
まとめ
- 代理ユーザーが作成・変更した会議の通知が、委任元の名前で送信されるようになった
- 出席者にとって「誰の会議なのか」が明確になり、混乱を防げる
- 秘書やアシスタントによるスケジュール代行がよりスムーズになる
- 利用には管理者による代理アクセスの有効化と、オーナーによる権限付与が必要
代理アクセスを活用している組織では、会議通知の見え方が改善される実用的なアップデートです。
参考リンク:
- Google Workspace Updates: Updates to meetings made by delegate user are now sent in the name of the principal
- Google Calendar ヘルプ: 他のユーザーの予定を管理する
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※当記事はKz class合同会社が作成しており、Google合同会社およびGoogle LLCとは関係ありません。記載内容は2026年3月時点の情報です。