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DropboxからGoogle Driveへのファイル移行が正式版に

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Google WorkspaceのData Migration機能でDropboxからGoogle Driveへのファイル移行が正式版になりました。最大150ユーザーの一括移行、権限の引継ぎ、差分更新に対応。移行レポートで進捗も確認できます。

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要約

DropboxからGoogle Driveへのファイル移行機能が正式版(GA)になりました。2025年11月のオープンベータを経て、管理コンソールから利用できるようになっています。ファイルや権限を一括移行でき、移行後の差分更新にも対応しています。

どんな機能か

DropboxのビジネスアカウントからGoogle Driveへ、ファイル・フォルダ・権限をまとめて移行できる機能です。

「Dropboxを使っているけど、Google Workspaceに統一したい」という組織向けの機能といえます。手動でファイルをダウンロードしてアップロードし直す必要がなくなり、権限設定も引き継げます。

管理コンソールの「Data Migration(New)」という新しいサービスから実行します。従来のデータ移行サービスとは別のもので、UIや機能が刷新されています。

主な特徴

一括移行

最大150ユーザー(またはチームフォルダ)を同時に移行できます。

移行先は、個人ユーザーであればマイドライブ、チームフォルダであれば共有ドライブになります。ファイルだけでなく、フォルダ構造や共有権限も引き継がれます。

差分更新

一度移行した後に追加・更新されたファイルを、再度移行できます。

完全移行の前に「まずは試しに移行してみる」という使い方ができます。最終的な切り替えまで、Dropbox側で作業を続けながら段階的に移行を進められます。

レポート機能

移行の進捗状況を確認できるレポートが用意されています。

移行済みファイル数、スキップされたファイル数などを確認でき、エラーが発生した場合はレポートをエクスポートして調査できます。移行作業の記録としても使えます。

利用できるプラン

以下のGoogle Workspaceエディションで利用できます。

  • Business Starter, Standard, Plus
  • Enterprise Starter, Standard, Plus
  • Essentials Starter, Enterprise Essentials, Enterprise Essentials Plus
  • Education Fundamentals, Standard, Plus
  • Nonprofits

ほぼすべての有料プランで利用可能です。

使い方

Super Admin権限が必要です。

管理コンソールにアクセスし、メニュー > データ > データのインポートとエクスポート > Data Migration(New)から設定できます。

設定画面では、Dropboxとの連携認証を行い、移行対象のユーザーやフォルダを選択します。移行開始後は、レポート画面で進捗を確認できます。

注意点

150ユーザーの制限

一度に移行できるのは最大150ユーザー(またはチームフォルダ)までです。

それ以上のユーザーがいる場合は、複数回に分けて移行してください。大規模な組織では計画的な移行スケジュールが求められます。

権限の移行について

Dropboxの共有権限はGoogle Driveの権限に変換されますが、同一ではない部分があります。

移行前に権限設定の確認をしておくことをおすすめします。特に外部共有の設定は、組織のポリシーと照らし合わせて確認が必要です。

個人用Dropboxは対象外

この機能はDropboxのビジネスアカウントが対象です。個人用Dropboxからの移行は対象外となっています。

中小企業での活用

Dropboxを使っていて、Google Workspaceへの統一を検討している中小企業にとっては、導入のハードルが下がる機能です。

これまでデータ移行は専門業者に依頼するか、手動で行うしかありませんでした。この機能を使えば、管理者自身で移行作業を進められます。

ただし、150ユーザー以下という条件は多くの中小企業に当てはまるため、一度の作業で完了できるケースが多いでしょう。

移行前の準備として以下を確認しておくとよいです。

  • 移行対象のファイル総量(Driveの容量内に収まるか)
  • 共有設定の確認(外部共有が含まれていないか)
  • ユーザーへの周知(移行中のファイル編集を避けてもらう)

他サービスとの比較

従来、DropboxからGoogle Driveへの移行は、サードパーティのツールを使うか、手動で行うのが一般的でした。

MultCloudやCloudFuzeのようなサービスを使う方法もありますが、別途費用がかかります。Google公式の機能であれば、追加コストなしで利用できる点がメリットです。

また、公式機能であるため、権限の変換ルールが明確で、サポートを受けられる点も安心材料です。

Kz Point

中小企業での活用度: 3/5

Dropboxからの移行を検討している企業には便利な機能です。ただし、すでにGoogle Driveをメインで使っている企業には関係がありません。

活用シーンが限られるため評価は控えめですが、移行を検討している場合は追加コストなしで利用できる点で価値があります。150ユーザーという制限も、中小企業であれば問題にならないケースがほとんどでしょう。

移行を検討している場合は、まず少数のテストユーザーで試してみることをおすすめします。

参考リンク