GeminiのAI会話を公開リンクで共有できる管理者設定が追加
Google Workspace管理者がGeminiアプリの会話共有を組織内で許可できるようになりました。デフォルトはオフ。ドメイン・OU・グループ単位で有効化でき、機密情報の取り扱いに注意が必要です。
はじめに
「Geminiとのやりとりで良い回答が出たので、チームに共有したい」
そんな場面はありませんか?
これまでGeminiアプリで会話を公開リンクとして共有する機能は、個人のGoogleアカウントユーザーのみに提供されていました。2026年3月のアップデートで、Google Workspaceの仕事用・学校用アカウントでも利用できるようになりました。
ただし、デフォルトはオフです。管理者が設定を有効にすることで、組織内のユーザーが会話の共有リンクを作成できるようになります。
今回のアップデートとは
共有リンクでできること
- 会話全体(プロンプトと回答)をURLで共有できる
- リンクを受け取った人は、自分のアカウントがなくても内容を読める
- リンクを受け取った人が、さらに別の人へ転送できる
- リンクを受け取った人が、その会話の続きをGeminiで行うことができる(Gemsで作成した会話や18歳未満ユーザーの会話を除く)
個人アカウントのユーザーが以前にGeminiアプリで作成した公開リンクは、削除しない限り引き続きアクセス可能です。
管理者が設定する方法
デフォルト設定
公開リンクによる会話共有は、デフォルトでオフに設定されています。
管理者が明示的に有効にしない限り、組織内のユーザーは会話の公開リンクを作成できません。
設定の場所
管理コンソールで、以下の単位で設定できます。
| 単位 | 内容 |
|---|---|
| ドメイン全体 | 組織全体で有効化 |
| 組織部門(OU) | 部門ごとに有効化 |
| グループ | 特定グループのみ有効化 |
ヘルプセンターに詳細な手順が掲載されています。
対象ユーザー
- Google Workspaceのお客様(Gemini for Google Workspaceアドオンをご利用の場合)
- Workspace Individualサブスクライバー
- 個人のGoogleアカウントユーザー(サインイン済み)
ロールアウト
Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方で、2026年3月5日より利用可能です。
中小企業での活用シーン
業務ノウハウの横展開
Geminiとのやりとりで得た良い回答や業務に使えるプロンプトを、チームメンバーへURLで共有できます。メールやチャットにリンクを貼るだけで、同じ内容をそのまま共有できます。
社外への説明資料として
取引先やお客様への説明でGeminiを使って整理した内容を、リンクとして渡すことができます。相手がGoogleアカウントを持っていなくても内容を確認できます。
管理者視点:共有範囲のコントロール
デフォルトがオフなので、全社一律ではなく、一部の部門やチームだけ有効にするといった運用も可能です。まずパイロット部門で試してから全社展開、という進め方もできます。
注意点
機密情報の扱い
公開リンクを作成すると、リンクを知っている人は誰でも内容を閲覧できます。社内の機密情報や外部に出してはいけないデータを含む会話の公開リンクは作成しないよう、ユーザーへの周知が必要です。
管理者は利用ポリシーの整備を
この機能を有効化する前に、「どのような情報を共有してよいか」「共有リンクをどのように管理するか」といった社内ポリシーを整備しておくことをおすすめします。
リンクの削除
不要になったリンクや誤って作成したリンクは、Geminiアプリから削除できます。削除後はアクセスできなくなります。
まとめ
- GeminiアプリのAI会話を公開リンクで共有できるようになった
- 対象はGoogle Workspaceの仕事用・学校用アカウント(個人アカウントは以前から対応済み)
- デフォルトはオフ。管理者がドメイン・OU・グループ単位で有効化できる
- リンクを知っている人は誰でも閲覧・転送・会話継続が可能なため、機密情報の取り扱いに注意が必要
- 2026年3月5日より利用可能(Rapid Release・Scheduled Release両対応)
有効化を検討する場合は、社内ポリシーの整備とユーザーへの周知を先に行うことをおすすめします。
参考リンク:
※当記事はKz class合同会社が作成しており、Google合同会社およびGoogle LLCとは関係ありません。記載内容は2026年3月時点の情報です。