NotebookLMに「データテーブル」機能が登場。ソースからの情報整理がぐっと楽に
NotebookLMに新しくデータテーブル機能が追加されました。複数のソースに散らばった情報を構造化されたテーブルにまとめ、Googleスプレッドシートにエクスポートできます。
散らばった情報を整理する手間
複数の資料から情報を集めて比較表を作る。会議の議事録から担当者ごとのタスクを抜き出す。こういった作業は地味に時間がかかります。
NotebookLMを使っていると、ソースを読み込んでチャットで質問するのは簡単ですが、「この情報を表形式でまとめて」と頼んでも、テキストベースの回答しか返ってきませんでした。結局、自分でGoogleスプレッドシートにコピペして整形する作業が残ってしまう。
そんな課題に応える形で、NotebookLMにデータテーブル機能が追加されました。
データテーブルで何ができるのか
データテーブル機能を使うと、ノートブックに読み込んだソースから情報を抽出して、構造化されたテーブル形式で出力できます。さらに、作成したテーブルはGoogleスプレッドシートにエクスポートできるので、そのまま業務で使えます。
例えば、商談に関する複数のメールや資料をソースとして読み込んでおけば、「顧客名、商談ステージ、次のアクション」といった列で一覧表を生成できます。従来は、メールを1つずつ開いて情報を拾い、Googleスプレッドシートに手入力していた作業が、かなり省略できるようになります。
こんな場面で使えそう
公式の例では、教育現場での活用(歴史の年表作成、カリキュラムマッピング)や、臨床研究での論文横断比較が挙げられています。
ただ、日本の中小企業で使うことを考えると、もっと身近な場面がありそうです。
商談や案件の進捗管理
取引先とのメールや提案書をNotebookLMに読み込んでおき、案件ごとの状況をテーブルで整理できます。CRMを導入していない小規模チームでも、手軽に案件リストを作れるかもしれません。
競合調査のまとめ
複数の競合のウェブサイトや資料をPDFで保存してNotebookLMに投入し、「サービス名、価格帯、特徴」で比較表を作る。このあたりは、公式でも言及されている使い方です。
会議メモからのアクションアイテム抽出
議事録をソースとして、「担当者、タスク、期限」の形式でテーブル化。これは実用性が高いと思います。
現時点での注意点
いくつか気になる点もあります。
まず、NotebookLM自体がまだ発展途上のツールです。日本語での精度は英語に比べると若干劣る場面があります。ソースの読み込み精度や、テーブル生成時の情報抽出精度がどの程度なのかは、実際に試してみないと分かりません。
また、この機能は管理者による制御項目がありません。組織でNotebookLMを有効にしていれば、自動的に使えるようになります。逆に言うと、特定の機能だけを無効にするといった細かい制御はできません。
利用できる環境
ほぼすべてのGoogle Workspaceプランで利用可能です。Business Starter以上、Enterprise各プラン、Education各プラン、Frontline、Essentials、Nonprofitsが対象です。年齢制限もありません。
ロールアウトは段階的に進んでいて、15日程度で全ユーザーに展開される予定です。Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方で同じペースとのこと。
試してみる価値はあり
正直なところ、どこまで実用的に使えるかは試してみないと分かりません。ソースの質や日本語の処理精度によって、結果にばらつきが出る可能性はあります。
ただ、Googleスプレッドシートへのエクスポート機能があるのは便利です。NotebookLMで大まかにテーブルを作成して、細かい調整はGoogleスプレッドシート上で行う、という使い方が現実的かもしれません。
日々の業務で「複数の資料から情報を抜き出してまとめる」作業が発生している方は、一度試してみてはいかがでしょうか。
参考リンク: