Drive AI Overviews、スマホアプリでも使えるように
ウェブ版で先行提供されていたDrive AI Overviewsが、Android・iOSアプリにも展開されます。複数ファイルを開かずに要約を確認でき、自然な質問文で検索できます。2026年6月26日から拡張ロールアウト開始、完了予定日は未定です。
要約
2026年4月にウェブ版で一般提供(GA)された「AI Overviews in Drive」が、Android・iOSのDriveアプリにも展開されます。複数ファイルを開かずに内容の概要をつかめる機能で、自然な質問文を入力するとGeminiが意図をくみ取って回答してくれます。スマートフォンで外出先からDrive内のファイルを確認する場面が多い担当者にとって、ファイルを探す手間が減ります。
何ができるようになったか
今回のアップデートでDriveモバイルアプリに追加された操作は次の通りです。
複数ファイルの情報をまとめて要約 対象フォルダやファイル群の内容を、開かずに概要として把握できます。
自然な質問文での問い合わせ 「先月の見積書をまとめて」のような、同僚に聞くような言葉でそのまま検索できます。
Geminiによる自動的な意図理解 入力した質問の意図をGeminiが解釈し、質問内容に対応する回答を自動的に組み立てます。
対象アプリのスコープ管理 AI Overviewsの対象にするアプリ・範囲を、ユーザー側で選んで管理できます。
対象プランとロールアウト状況
対象プランは次の通りです。
| 区分 | 対象プラン |
|---|---|
| Business | Standard・Plus |
| Enterprise | Standard・Plus |
| Consumer | Google AI Pro・Ultra |
| 教育 | Google AI Pro for Education |
ロールアウトはRapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方を対象に、2026年6月26日から拡張展開が始まっています。公式発表では「展開完了まで15日以上かかる可能性がある」とされており、完了予定日は明示されていません。アプリのアップデート通知が届くまでは、引き続きウェブ版での利用が可能です。
管理者の設定は不要
この機能専用の管理コンソール設定はありません。Driveで「Gemini for Workspace」がすでに有効になっていれば、追加の管理者設定なしにデフォルトで利用できます。利用者側は、アプリの「スマート機能」を有効にしておく必要があります。
ウェブ版との関係
「AI Overviews in Drive」自体は2026年4月にウェブ版で一般提供が始まった機能で、今回はそのモバイルアプリ版にあたります。ウェブ版をすでに使っている組織であれば、今回のアップデートは利用できる場所が増えるだけで、機能や挙動そのものに変更はありません。
中小企業の現場での使いどころ
外出先や移動中に取引先資料や社内ナレッジを確認する機会が多い営業担当者・管理職にとって、ファイルを1つずつ開かずに概要をつかめる点は移動時間の有効活用につながります。特に資料が複数フォルダに分散している組織ほど、自然言語での問い合わせによって「目的のファイルを探す」工程そのものを省略できる効果が大きくなります。
導入前の準備としては、ウェブ版同様にDrive内のファイル整理状況とアクセス権限の見直しをしておくと、AI Overviewsが参照する情報の精度が上がります。
まとめ
Drive AI Overviewsがモバイルアプリでも使えるようになり、ウェブ版限定だった機能差が解消されます。管理者側の追加設定は不要で、Gemini for Workspace in Driveが有効な組織であればそのまま利用できます。2026年6月26日から拡張ロールアウトが始まっており、順次反映される見込みです。
参考リンク
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。