GeminiがGoogle Slidesでネイティブなプレゼン資料を一発生成できるようになった
Gemini in Google Slidesが強化され、単一プロンプトでネイティブSlides形式のプレゼンテーションをまとめて生成できるようになりました。Drive内の既存コンテンツを参照したり、他のデッキのスタイルに合わせたりしながら複数スライドを一括作成できます。Business Standard/Plus・Enterprise Standard/Plus・Google AI Pro/Ultra・AI Expanded Accessが対象、2026年6月29日よりロールアウト開始。
プレゼン資料の下書きが一発で出てくる時代に
Google Slidesに組み込まれたGeminiが大きく進化しました。これまでのGemini in Slidesは画像生成や文章の補助が中心でしたが、今回のアップデートで「プレゼンテーション丸ごと1本」をプロンプト1つで生成できるようになりました。
生成されるのはネイティブなSlides形式そのものです。変換や貼り付けの手間なく、生成された瞬間から通常のスライドとして編集・共有・コメントが可能です。
何ができるようになったか
今回の機能強化でできることをまとめると次の通りです。
単一プロンプトで複数スライドを一括生成 「○○の説明資料を10枚作って」といったプロンプトを入力するだけで、タイトル・見出し・本文・レイアウトを備えたスライドが複数枚まとめて出てきます。1枚ずつ手作りする必要がありません。
Drive内のファイルを参照して内容を反映 自社のDriveに保存済みのドキュメントや過去のスライドをリファレンスとして追加できます。既存のプロジェクト資料を元に提案書を作る、社内マニュアルを参照して研修スライドを作るといった使い方が可能です。
既存デッキのスタイルを引き継ぐ 「このデッキのデザインに合わせて作って」と指定できます。会社のテンプレートや部署の標準スタイルに揃えた資料が、最初から出てきます。
アウトライン確認後にスライド生成 いきなりスライドが出てくるのではなく、先にアウトライン(構成案)が提示されます。内容を確認・修正してからスライドを生成できるため、大幅な手戻りを防げます。
フォローアップで調整 生成後に追加プロンプトで修正できます。「3枚目のスライドをもっと簡潔にして」「導入部分に競合比較を追加して」といった指示に対応します。
操作の流れ
- Google Slidesを開き、サイドパネルのGeminiを起動する
- 作りたいプレゼンテーションの内容をプロンプトで入力する
- Driveからリファレンスファイルを追加する(参照させたいDriveファイルがある場合)
- スタイル参照用のデッキを添付する(任意)
- Geminiが提案するアウトラインを確認・調整する
- 「生成」を実行してスライドを作成する
生成されたスライドはそのまま通常のGoogle Slidesファイルとして扱えます。
注意点:現在は英語のみ対応
現時点では英語のプロンプト・英語コンテンツのみ対応しています。日本語でのプレゼンテーション生成は今後のアップデートを待つ必要があります。
Kz Point: 日本語未対応とはいえ、英語でアウトラインを生成してから日本語に書き直す、という使い方は現時点でも十分に実用的です。スライドの構成案・見出し案・箇条書きの草案を英語で出してもらい、翻訳・編集するフローは、白紙からゼロで作るよりもはるかに速く進みます。
2026年8月までの特別アクセス
2026年8月1日まで、対象ユーザーは通常よりも高い利用上限(プロモーショナルアクセス)でこの機能を使えます。本格的に試すなら今がチャンスです。
利用できるエディションとロールアウト
この機能は以下のGoogleサービスプランで利用できます。
| エディション | 対象 |
|---|---|
| Business Standard / Plus | ✓ |
| Enterprise Standard / Plus | ✓ |
| Google AI Pro / Ultra(個人) | ✓ |
| Google AI Pro for Education Add-on | ✓ |
| AI Expanded Access アドオン | ✓ |
Business Starter および Essentials は対象外です。
ロールアウトは2026年6月29日から開始されており、Rapid ReleaseドメインとScheduled Releaseドメインの両方で拡張ロールアウト(15日以上かけて段階的に展開)が進んでいます。機能が表示されない場合は、しばらく時間をおいてから確認してください。
管理者設定は不要です。 この機能に対する管理コンソールの制御はなく、対象エディションのユーザーは自動的に利用できます。
まとめ
今回のアップデートで、Google SlidesのGeminiは「スライド作りを支援するツール」から「スライドをまるごと生成するツール」へと役割が変わりました。
Drive内の既存資料を活かしながら、会社のスタイルに沿ったプレゼンテーションを短時間で作れるのは、週次報告・提案書・研修資料など作成頻度の高い業務に特に効果を発揮します。
日本語対応はまだですが、英語プロンプトでの構成生成→日本語化という形で今すぐ活用できます。対象エディションをお使いであれば、まずSlidesのサイドパネルから試してみてください。
参考リンク
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。