Google Forms のヘッダー画像オプションが拡張:Drive・URL・Google画像検索からも選択可能に
Google Formsのヘッダー画像が、従来のテーマ・アップロード・Googleフォトに加えて Google Drive・Google画像検索・URL からも選択できるようになりました。中小企業がブランド画像をフォームに統一する具体策まで解説します。
要約
Google Formsのヘッダー画像を選ぶ際に、これまでの「テーマ」「アップロード」「Googleフォト」に加えて、Google Drive、Google 画像検索、URL 指定 からも画像を取り込めるようになりました。フォーム作成者は、用途や配布相手に合わせて、より柔軟にヘッダー画像を設定できます。Rapid Releaseドメインでは2026年5月14日から、Scheduled Releaseドメインでは2026年6月1日から段階的に展開されます。
何が変わるのか
これまでGoogle Formsのヘッダー画像は、用意されたテーマ画像から選ぶか、ローカル端末からアップロードするか、Googleフォトから選ぶかの3択でした。今回のアップデートで、画像ソースとして次の3つが新たに加わります。
- Google Drive から選択
- Google 画像検索 から選択
- URL を指定 して読み込み
これにより、社内Driveに蓄積したロゴやブランド画像、Web上の公開素材、Google画像検索で見つけた画像など、フォームの目的に合わせて広い選択肢からヘッダーを設定できます。
画像ソースの比較
ヘッダー画像として利用できる6つのソースを整理すると次の通りです。
| 画像ソース | 概要 | 主な用途 |
|---|---|---|
| テーマ (Theme) | Google が用意したテンプレート画像 | 手早く見栄えを整えたいフォーム |
| アップロード (Upload) | 端末からファイルを直接アップロード | オフラインで作った独自素材を使いたい場合 |
| Google フォト (Google Photos) | 自分の Google フォト ライブラリから選択 | 個人で撮影した写真を使うフォーム |
| Google Drive(新規) | Drive 上のファイル・共有ドライブから選択 | 社内で共有しているロゴ・ブランド画像の統一適用 |
| Google 画像検索(新規) | Google 画像検索の結果から選択 | キャンペーンや季節感に合わせたフリー素材活用 |
| URL 指定(新規) | 公開 URL を入力して画像を取り込み | CMS や CDN にホストした公式画像を参照したい場合 |
ロールアウト情報
ロールアウトスケジュール
Rapid Release ドメイン:
- 2026年5月14日以降に段階的に展開
- 機能が表示されるまで最大15日間
Scheduled Release ドメイン:
- 2026年6月1日以降に段階的に展開
- 機能が表示されるまで最大15日間
公開直後はドメインによって機能の表示タイミングに差が出ます。15日ほど経っても見えない場合は、Formsのヘッダー画像設定を開き直してみてください。
対象エディション
本アップデートは管理者向け制御機能がなく、Google Formsを使える全ユーザーで自動的に有効化されます。
- 全Google Workspaceエディション
- Workspace Individualの利用者
- 個人Googleアカウントの利用者
管理者向け情報
本アップデートには 管理者向けの制御機能は提供されません。組織として「ヘッダー画像のソースを限定したい」「外部URLからの画像読み込みを禁止したい」といった統制をかける手段は、現時点では用意されていません。
ブランドガバナンスの観点で次のような運用上の注意点があります。
- 社員が個別に拾った画像を使うと、ブランドカラーやトーンがフォームごとにばらつきやすくなります。
- 共有ドライブにブランド画像(ロゴ・ヘッダー素材)を集約 しておき、ヘッダー画像選択時にGoogle Driveソースから参照する運用に揃えると、組織的な一貫性を保ちやすくなります。
- URL指定は便利な反面、参照先URLのリンク切れや差し替えによりフォームの見た目が崩れることもあります。重要なフォームにはDrive内の画像を使うことをおすすめします。
エンドユーザー向け情報
使い方
Google Formsでヘッダー画像を設定する手順は次の通りです。
- Google Formsで対象のフォームを開く
- 画面右上のテーマアイコン(パレット型)をクリック
- 「ヘッダー」のセクションで「画像を選択」を開く
- ソースを テーマ / アップロード / Google フォト / Google Drive / Google 画像検索 / URL 指定 から選択
- 画像を選び、必要であれば位置・トリミングを調整
- 「完了」をクリックして反映
詳しい操作はヘルプセンター 「フォームのテーマまたはフォントを変更する」 を参照してください。
活用のヒント
- ロゴはサイズ・余白を統一 — ヘッダー画像の上下左右に十分な余白を持たせた素材をDriveにまとめておくと、Forms以外のSlidesやDocsでも転用しやすくなります。
- モバイル表示を確認 — Formsはモバイル端末から開かれるケースも多いため、ヘッダー画像のサイズ感はスマートフォン表示で確認しておくと安心です。
- 画像の権利関係に注意 — Google画像検索やURL指定で取り込む画像は、ライセンス(再利用許可)を必ず確認してください。
Kz Point
中小企業での活用度: 4/5
これまで「Formsに自社ロゴを載せるなら、毎回アップロードするしかない」状態でしたが、Google Driveから選べるようになったことで運用がぐっと楽になります。共有ドライブに 「Formsヘッダー」フォルダ を1つ作り、社内ブランドガイドに沿った画像を数パターン置いておけば、誰が新しいフォームを作っても見た目がブレません。
URL指定は、自社サイトに置いている公式バナーをそのまま参照できるので、キャンペーン更新時に画像を差し替えれば全フォームに反映されるという運用も可能です。ただし、参照先のURLを消すと一斉にフォームが崩れるため、「URL ソースは社内 CMS の固定 URL に限定する」「短期キャンペーンに限る」 などのルールをセットで決めておくと安全です。
管理者向け制御は無いため、ガバナンスをかけたい場合は「共有ドライブのブランド画像フォルダに揃える運用」を社内ルールで補ってください。
参考リソース
- Google Workspace Updates: Expanded options for header images in Google Forms
- Google ヘルプ: フォームのテーマまたはフォントを変更する
まとめ
Google Formsのヘッダー画像は、これまでの3ソースから 6ソース(テーマ / アップロード / Google フォト / Google Drive / Google 画像検索 / URL 指定) に拡張されました。中小企業にとっては、共有ドライブに集約したブランド画像を Forms から直接参照できる ことが最大のメリットです。
管理者向け制御機能は提供されないため、社内のブランドガバナンスは「共有ドライブのフォルダ運用」と「URL指定のルール化」で代替するとよいでしょう。Rapid Release環境では2026年5月14日から、Scheduled Release環境では2026年6月1日から、それぞれ最大15日間で順次表示されます。
本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。