メインコンテンツへスキップ

Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年6月19日)

今週のGoogle Workspaceアップデート12件をまとめ。Google Voice AI通話ノート、CalendarカスタムカラーMax200色、Sheets 28言語Gemini対応、Meet Android Auto対応など、既存詳細記事へのリンクを含めて解説します。

シェア:

今週のアップデート概要

2026年6月19日週のGoogle Workspace Updatesブログで発表されたアップデートをまとめてお届けします。

今週は12件のアップデートがありました。Google VoiceへのAI通話ノート機能、CalendarへのMax200色カスタムカラー、Sheetsの28言語Gemini対応、MeetのAndroid Auto連携など、現場の使い勝手を直接改善する機能が目立ちます。既存の詳細解説記事がある6件はポイントのみまとめ、詳細記事へリンクしています。


1. Google Chat:「発見可能なスペース」設定

Google Chatのスペースに、招待制と公開の中間にあたる「Discoverable(発見可能)」設定が追加されました。組織内の検索から見つけられるものの、参加リクエストが承認されるまでメッセージ履歴は非公開という仕組みです。社内コミュニティやプロジェクトスペースを「存在は知らせたいが、誰でも入れたくない」という場面に向いています。

詳細は Google Chatに「Discoverable(発見可能)」スペースが登場。見つけてもらえて、参加は承認制 をご覧ください。


2. Google Voice:Carrier Link機能

認定ローカルキャリアの電話番号と通話プランをGoogle Voiceアカウントに追加できる「Carrier Link」機能が登場しました。既存のキャリア契約をクラウド電話と組み合わせて使えるようになり、企業が段階的にクラウド電話へ移行する選択肢が広がります。

詳細は Google Voiceに「Carrier Link」登場。認定キャリア経由でクラウド電話の導入を簡単に をご覧ください。


3. Google Voice:AI通話ノート(記録・文字起こし・要約)

Google Voiceに「Take notes for me(メモを取る)」機能が追加されました。通話を記録・文字起こしするだけでなく、要点の要約とアクションアイテムの整理まで自動で行い、結果をGmailで受け取れます。

管理者はドメイン・OU・グループレベルで有効/無効を切り替えられます。通話開始時に相手側へ録音の告知が流れる仕様です。現時点では英語のみ対応で、Voice Standard / Premier add-on または Voice Standard スタンドアロンプランが対象です。2026年6月16日より段階的に展開中(15日以上の期間)。

「通話後にメモをまとめる時間がない」という課題をそのまま解消してくれる機能です。ただし英語のみという制限がある点は注意が必要で、日本語対応のアップデートを待ちたいところです。


4. Chrome:Gemini機能の言語・地域拡大

ChromeブラウザのGemini機能が、ラテンアメリカ・アフリカ・中東など新たな地域に展開されました。利用できる機能は記事の要約、メールやSNS投稿の下書き生成、双方向音声会話「Gemini Live」によるブレインストーミング支援などです。すべてのGoogle Workspaceプランが対象で、2026年6月10日から段階的に展開中(15日以上の期間)。

日本向けの展開状況は特記されていませんが、地域拡大の流れとして把握しておきたい情報です。


5. Geminiアプリ:一時的なチャット・会話削除の管理者制御

Geminiアプリで利用できる一時的なチャット(履歴を保存しないモード)と会話削除の機能について、管理者がドメイン全体での有効/無効をコントロールできるようになりました。AIの利用記録に関するガバナンスを組織ポリシーに合わせて設定したい管理者にとって重要なアップデートです。

詳細は Geminiアプリの一時的なチャットと会話削除を管理者がコントロールできるようになった をご覧ください。


6. Google Vids:Veoで長い動画・複数動画の並列生成が可能に

Google VidsでAI動画生成エンジンVeoを使って長尺の動画を作成できるようになりました。シーンを通じたストーリーの連続性を保ちながら既存クリップを拡張できます。また、異なるスタイルやプロンプトで複数の動画を同時並列で生成することも可能になり、探索的な制作ワークフローが効率化されます。

Business Starter / Standard / Plus、Enterprise Starter / Standard / Plus、Education Plusなどが対象で、2026年6月17日より1〜3日で全展開済みです。AI Expanded Accessアドオン利用者には上位の生成枠が適用されます。

短いデモ動画では足りなかった場面や、複数の方向性を同時に試したい制作シーンで活用できます。


7. Google Vids:AIアバターが大幅強化

Google VidsのAIアバターがプリセット53種・24言語対応・テキストプロンプトでアクション指定可能な形に強化されました。

詳細は Google Vids: AIアバターを大幅強化——プリセット53種・24言語・アクション機能を追加 をご覧ください。


8. Google Calendar:カスタムイベントカラーが最大200色に

Google Calendarの予定につけられる色が、従来の11色から最大200のカスタムカラーに大幅拡張されました。24色のデフォルトカラーから選ぶほか、ウェブ版ではRGBカラーピッカーで任意の色を指定できます。ウェブ・モバイルアプリ・Calendar APIの3経路すべてに対応しています。

すべてのGoogle Workspaceプランが対象で、管理者による制御はなく、ユーザーが自由に設定できます。Rapid Releaseは2026年6月17日からScheduled Releaseは2026年6月29日から段階的に展開中(いずれも15日以上の期間)。

色で予定を分類している方には、業務・プロジェクト・個人予定を視覚的に細かく区別できるようになる実用的な拡張です。カスタムカラーをCalendar API経由で設定できる点は、スケジュール管理ツールとの連携に活用できます。


9. GeminiアプリとGoogle Classroomの連携

GeminiアプリがGoogle Classroomと連携し、クラス情報を踏まえた上でAIが授業関連の教育的リソースを提供できるようになりました。

詳細は Google ClassroomアプリがGeminiに統合——授業内容を踏まえたAI支援が可能に をご覧ください。


10. Calendar API:セカンダリカレンダー管理機能が正式リリース

組織所有のセカンダリカレンダーをCalendar APIで管理できる機能が正式リリースされました。転送APIと組織所有のセカンダリカレンダーフィルターが追加されています。

詳細は Google Calendar: セカンダリカレンダー管理のCalendar APIが正式リリース をご覧ください。


11. Google Meet:Android Autoでハンズフリーのミーティング参加

Google MeetがAndroid Autoに対応しました。車のダッシュボードから今後の会議スケジュールを確認し、ワンタップで参加、音声通話で発受信ができます。履歴タブで同僚・顧客への通話記録も確認できます。

カメラはオフになり、受信ビデオコンテンツは表示されません(音声のみ)。管理者による制御はなく、Android版Google Meetアプリをインストールしているユーザーにデフォルトで有効です。Rapid Releaseは2026年6月18日からScheduled Releaseは2026年6月26日までに展開されます。全Workspaceプランが対象。

訪問営業・配送・現場仕事など、移動中でもどうしても会議参加を必要とする場面のあるチームにとって、安全なハンズフリー参加手段として選択肢になります。


12. Google Sheets:GeminiのAI機能が28言語に対応

Google Sheetsのサイドパネルから自然言語でスプレッドシートを作成・編集できるGemini機能が、スペイン語・ポルトガル語・日本語・韓国語・イタリア語など28言語に拡大されました。母国語のプロンプトで指示を出してシートを操作できます。

Business Standard / Plus、Enterprise Standard / Plus、Google AI Pro / Ultra、AI Expanded Accessアドオンなどが対象です。なお、2026年7月15日までは試験的なアクセス権として提供され、以降はユーザーごとの使用制限が適用される予定です。

日本語プロンプトでのシート操作が公式にサポートされた点は注目です。試験的アクセス期間が終了する7月15日以降の制限内容を事前に確認しておくことをおすすめします。


今週のポイント

今週は12件と多めのアップデートが揃いましたが、大きなテーマは「AIを使った記録・整理」と「場所を選ばず・どんな言語でも使える」の2つに集約できます。

Google VoiceのAI通話ノートは、会議後のメモ作業をゼロにするアプローチです。SheetのGemini多言語対応は、英語プロンプトを書けなかったユーザーの参入障壁を下げます。MeetのAndroid Auto対応は、会議の場所をオフィスや自宅の外にも広げます。

単体で見ると地味に見える機能も、「日常のどの場面で使えるか」を意識して試してみると、業務の流れをかなり変えられる可能性があります。


まとめ

今週の管理者・ユーザーへのおすすめ確認ポイントです。

管理者の方へ:Google VoiceのAI通話ノートは、有効化ポリシーとWorkspace Smart Feature Consentの設定確認が必要です。Geminiの一時チャット管理制御(項目5)とあわせて、AI利用に関する組織ポリシーを整理するタイミングとして活用してください。

ユーザーの方へ:Google Calendarのカスタムカラー(Rapid Releaseドメインでは利用可能)と、Google Sheetsの日本語Geminiサポートはすぐに試せます。特にSheetsのGemini機能は7月15日までが試験的アクセス期間のため、今のうちに使い感を確かめておくと良いでしょう。

来週も最新情報をお届けします。


参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

シェア:

Google Workspaceアップデートの記事をもっと読む

新機能・変更点速報を追い、利用者や管理者が確認すべき影響を整理します。

カテゴリhubへ移動する