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Geminiアプリの一時的なチャットと会話削除を管理者がコントロールできるようになった

Google WorkspaceのGeminiアプリに、一時的なチャット(履歴に残らない会話)と会話削除の2機能が追加されました。どちらもデフォルトでオン。管理者はドメイン・OU・グループ単位でオフに設定できます。Google Vaultの保持ルールは引き続き適用されます。

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はじめに

「Geminiとのやりとりを記録に残したくない」「過去の会話をまとめて削除したい」

こうした声に応える形で、Google WorkspaceのGeminiアプリに2つの新しい機能が追加されました。一時的なチャット(履歴に残らない一時的な会話)と会話削除(個別または全チャット履歴の削除)です。

どちらもデフォルトで有効化されており、管理者は組織のポリシーに合わせてコントロールできます。

今回のアップデートとは

2026年6月のアップデートで追加された機能は2つです。

一時的なチャット

Geminiアプリで、会話履歴に保存されない一時的なチャットを行える機能です。

通常のGeminiとのやりとりはアカウントの履歴に記録されますが、一時的なチャットでは会話が保存されません。センシティブな内容を扱うときや、個人的なメモとして使いたいときに活用できます。

会話削除

Geminiアプリの過去の会話を削除できる機能です。個別の会話を選んで削除するか、全チャット履歴をまとめて削除できます。

デフォルト設定

両機能とも**デフォルトでオン(有効)**に設定されています。管理者が何も設定しなければ、組織内のユーザーはすぐに利用できる状態です。

管理者が設定する方法

制御できる単位

管理者は以下の単位でこれらの機能をオフにできます。

設定単位 内容
ドメイン全体 組織全体でオフ
組織部門(OU) 部門ごとにオフ
グループ 特定グループのみオフ

「全社員には使わせたくないが、一部の部門には許可したい」といった粒度での制御も可能です。

対象ユーザー

すべてのGoogle Workspaceカスタマーが対象です。特定のエディションに限定されていません。

ロールアウトスケジュール

対象 開始日 完全展開
管理者向け設定 2026年6月15日 5〜7日
ユーザー向け機能 2026年6月21日 5〜7日

管理者向けの設定が先に展開され、ユーザーが機能を使えるようになるのはその後です。管理者設定が整ってからユーザーへの展開が始まる流れです。

中小企業での活用シーン

一時的なチャットの活用

社員が個人的な試行錯誤やアイデア出しにGeminiを使う際、「この会話は記録に残したくない」という場面があります。一時的なチャットを使えば、AI活用のハードルを下げつつプライバシーを守れます。

会話削除の活用

過去に入力した情報が不要になったとき、まとめて削除できます。定期的に整理する運用ルールを設けると、情報管理が整理しやすくなります。

管理者として判断すべきポイント

デフォルトがオンのため、何もしなければ全社員が一時的なチャットと会話削除を使える状態になります。

「会話を記録として残したい」「Geminiの利用状況を把握・監査したい」という方針の組織では、管理コンソールでオフに設定することを検討してください。

注意点

Google Vaultの保持ルールは引き続き適用される

一時的なチャットや会話削除の機能があっても、Google Vaultに保持ルールが設定されている場合、そのルールは常に適用されます

法令遵守や内部監査の観点でVaultを活用している組織では、Vaultの保持ポリシーが機能の制約よりも優先されます。

機能をオフにする前に社内周知を

デフォルトはオンのため、ユーザーはすでに使い始めている可能性があります。機能をオフにする場合は、予期しない混乱を避けるため、事前の社内周知と説明が重要です。

ユーザーへの案内タイミング

ユーザー向け展開は2026年6月21日以降のため、現時点(2026年6月17日)では管理者設定が先行しています。管理者がポリシーを設定してから、ユーザーへ案内するのが望ましいタイミングです。

まとめ

  • Geminiアプリに一時的なチャットと会話削除機能が追加された
  • どちらもデフォルトでオン(有効)
  • 管理者はドメイン・OU・グループ単位でオフに設定できる
  • Google Vaultの保持ルールが設定されている場合は引き続き適用される
  • 管理者向け展開は2026年6月15日〜、ユーザー向けは2026年6月21日〜

デフォルトでオンのため、まず管理コンソールで設定を確認し、組織のポリシーに合わせた制御を検討することをおすすめします。


参考リンク:


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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