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Google Workspace週次アップデートまとめ(2025年12月12日)

今週のGoogle Workspaceアップデート8件をまとめ。Vaultのマルチパーティ承認、Meetのコンプライアンス録画、Gmailのデータ分類強化など、セキュリティ・コンプライアンス機能が充実した週でした。

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今週のアップデート概要

2025年12月12日週のGoogle Workspace Updatesブログで発表されたアップデートをまとめてお届けします。

今週はセキュリティ・コンプライアンス関連のアップデートが目立ちました。Google Vaultへのマルチパーティ承認の拡張、Meetのコンプライアンス録画機能、Gmailのデータ分類ラベル強化と、企業のセキュリティ要件に応える機能が複数登場しています。

一方で、Chatの予約送信やMeetの自動PiPなど、日常業務の利便性を高める機能も追加されています。

1. Meetライブ配信の外部ゲスト招待

Google Meetのライブストリーム機能に、新しいアクセス制御オプションが追加されました。

これまでライブストリームは組織内ユーザーに限定されていましたが、今回のアップデートで外部ゲストを招待できるようになります。全社集会やウェビナー、大規模なプレゼンテーションで、社内外の混合オーディエンスへの配信が可能になりました。

逆に、組織内でも特定のグループだけに配信を制限できます。機密性の高い内容を特定部門だけに配信したい場合に使えます。

ライブストリームは最大10万人の視聴に対応しており、大規模イベントの配信基盤として活用できます。

2. Meetコンプライアンス録画

金融業界など、厳格な規制要件を持つ組織向けの新機能です。

管理者が特定のユーザーやグループに対して、会議の自動録画とトランスクリプト取得を設定できるようになりました。対象ユーザーが参加する会議は自動的に録画され、規制当局への提出用アーカイブとして保存されます。

これまで規制対応のために専用の録画ソリューションを導入していた組織も、Google Meetの標準機能で対応できる可能性があります。

ただし、この機能は「登録された組織」による規制監視が必要なユーザー向けとされています。一般的な議事録作成目的での利用とは想定が異なる点に注意が必要です。

3. Vaultのマルチパーティ承認

Google Vaultの機密性の高い操作に、マルチパーティ承認(MPA)が導入されます。

昨年、管理コンソールの一部操作にMPAが導入されましたが、今回その対象がVaultにも拡張されました。一人の管理者が開始したアクションに対して、別の管理者の承認を必要とする仕組みです。

Vaultは訴訟対応やコンプライアンス監査で使用される重要なツールです。内部不正や悪意ある操作からデータを保護するため、クリティカルな操作には複数人の承認を求めるのは理にかなっています。

どの操作がMPA対象になるかは管理者が設定できます。組織のセキュリティポリシーに合わせて調整してください。

4. Gmailデータ分類のヘッダー・フッター

今年初めに一般提供が始まったGmailのデータ分類ラベル機能に、新しいオプションが追加されました。

分類ラベル(「機密」「社外秘」など)を適用したメールに、ヘッダーまたはフッターとしてメッセージを挿入できるようになります。

これにより、受信者がメールを開いたときに分類レベルが視覚的に確認できます。DLPルールと組み合わせることで、機密情報の取り扱いをより明確にできます。

すでにデータ分類ラベルを活用している組織は、追加の可視化オプションとして検討する価値があります。

5. Google Voiceのコールキューイング

特定のGoogle Voiceプランで、着信キューイング機能が利用可能になりました。

これまで、リンググループの全員が通話中の場合、着信はボイスメールに転送されるか、場合によっては切断されていました。今回のアップデートで、発信者は自動的に保留キューに入り、次の対応可能なメンバーを待つことができます。

コールセンターほど大規模ではないが、複数人で電話対応している中小企業にとって、便利な機能になりそうです。

6. Chatの予約送信

Google Chatでメッセージの予約送信ができるようになりました。

送信ボタン横の下矢印から送信日時を指定でき、最大120日先まで予約可能です。タイムゾーンの異なるメンバーへの配慮や、深夜作業時に翌朝送信したい場合などに活用できます。

予約したメッセージは下書きとして管理でき、編集・キャンセルも可能です。

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7. ChatのWebアドレス変更

Google ChatのWebアドレスが mail.google.com/chat から chat.google.com に変わります。

見た目や使い方は変わりませんが、読み込み時間が短縮されるとのことです。既存のブックマークは自動リダイレクトされるので、ユーザー側の対応は基本的に不要です。

ただし、Chrome拡張機能を使っている場合や、URLベースのアクセス制御をしている組織は、設定の確認が必要になる場合があります。

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8. Meet画面共有時の自動PiP

画面共有を開始すると、参加者の映像がピクチャーインピクチャーで自動表示されるようになりました。

プレゼン中も相手の反応を確認できるので、「壁に向かって話している感覚」が軽減されます。設定で挙動のカスタマイズもできます。

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今週のハイライト

今週のアップデートを振り返ると、いくつかの傾向が見えてきます。

セキュリティ・コンプライアンスの強化: Vault MPA、Meetコンプライアンス録画、Gmailデータ分類と、企業のセキュリティ要件に応える機能が充実しています。特に金融業界など規制の厳しい業種向けの機能が目立ちます。

Meetの多様化: ライブストリームの柔軟化、コンプライアンス録画、自動PiPと、Meetの用途が広がっています。単なるビデオ会議ツールから、企業イベントや規制対応まで対応するプラットフォームへと進化しています。

Chatの着実な改善: 予約送信、新Webアドレスと、Chatの使い勝手が向上しています。他のチャットツールにあった機能が徐々に追加されています。

まとめ

今週はセキュリティ・コンプライアンス機能が充実した週でした。

Vaultのマルチパーティ承認、Meetのコンプライアンス録画は、金融業界をはじめとする規制対応が求められる組織に朗報です。これまで専用ツールが必要だった領域を、Google Workspaceの標準機能でカバーできる範囲が広がっています。

一方で、Chatの予約送信やMeetの自動PiPなど、日常業務の利便性向上も忘れていません。大企業向けのコンプライアンス機能と、全ユーザー向けの生産性機能がバランスよく提供されています。

来週もアップデートがあればお届けします。

参考リンク