Workspace Studioがリストの繰り返し処理に対応。「各項目で繰り返す」ステップが追加
Google Workspace Studioに「Repeat for each(各項目で繰り返す)」ステップが追加されました。Google Sheetsの行やGeminiのリスト応答を1件ずつ処理でき、繰り返し作業の自動化が現実的になります。
何が変わったか
Google Workspace Studioに、リストを1件ずつ処理するための新しいステップ 「Repeat for each(各項目で繰り返す)」 が追加されました。
Workspace Studioは、GeminiやWorkspaceアプリを組み合わせて作業を自動化するプラットフォームです。これまでもステップをつないだ自動化はできました。ただ、リストの項目を1件ずつ繰り返す処理は組みにくいものでした。今回の追加で、複数の項目に同じ処理を繰り返せるようになります。
あわせて「Ask Gemini」ステップにも「Response format(出力フォーマット)」の設定が加わりました。Geminiの応答を、これまでのテキスト形式に加えてリスト形式でも受け取れます。このリストを「各項目で繰り返す」ステップに渡すと、項目ごとにサブステップを実行できます。
繰り返しの対象になるのは、Ask Geminiが返したリストか、Google Sheetsの各行です。
何が便利になるのか
これまで手作業で1件ずつ繰り返していた処理を、1つのフローでまとめて回せるようになります。
たとえば、次のような使い方が考えられます。
- 一覧表の各行を読み取り、宛先ごとにメールの下書きを作る
- Ask Geminiが挙げた候補を、1件ずつ要約する
- Google Sheetsの行を判定し、結果を別の列に書き戻す
ポイントは、件数が増えてもフローを作り直さずに済む点です。増えた項目は、同じステップで順番に処理されます。
対象となるプラン
幅広いプランが対象です。
- Business Starter / Standard / Plus
- Enterprise Standard / Plus
- Education Fundamentals / Standard / Plus
上記のエディションなら、アドオンなしで使えます。一番手軽なBusiness Starterから対象に含まれている点は、小規模な組織にとってうれしいところです。
加えて、次のアドオンを持つユーザーも対象です。
- Google AI Pro for Education(Education向けアドオン)
- Teaching and Learning(Education向けアドオン)
- AI Expanded Access
なお、AI Expanded Accessのライセンスを持つユーザーには、2026年7月1日以降、Workspace Studioのより高い利用上限が適用されます。
使い始めるには
全面的な展開は2026年6月2日に始まりました。Rapid ReleaseとScheduled Releaseの両ドメインが対象で、機能が表示されるまで数日かかる場合があります。
エンドユーザーは studio.workspace.google.com からアクセスできます。「Ask Gemini」ステップで出力フォーマットを選び、「各項目で繰り返す」ステップを足せば、繰り返し処理を組めます。
管理者は、ステップやスタート(開始トリガー)へのアクセス管理を、ヘルプセンターで確認できます。
繰り返し処理は、定型の集計や連絡といった「同じことを何度もやる作業」と相性がよい機能です。まずは数件の小さなリストで試し、動きを確かめてから本番のフローに組み込むと安心です。
参考リンク:
- 公式発表: Introducing the ability to loop over a list of items in Workspace Studio
- Google Workspace Studio
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本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。