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Google Workspace週次アップデートまとめ(2026年6月5日)

今週のGoogle Workspaceアップデート7件をまとめ。DriveのOrganize My Files GA、Workspace StudioループステップGA、管理対象サードパーティアプリのデータ保護強化、DLPのGA対応2件、DriveのAndroidスキャン強化、Ask Gemini in DriveのGmailソースGAなど、セキュリティとAI機能の充実が目立つ週です。

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今週のアップデート概要

2026年6月5日週のGoogle Workspace Updatesブログで発表されたアップデートをまとめてお届けします。

今週は7件のアップデートがありました。DriveのAIファイル整理機能とWorkspace Studioのループステップが一般提供(GA)に移行し、セキュリティ面ではDLPのGA対応が2件、管理対象サードパーティアプリへのデータ保護強化と続きます。AI機能では、DriveのAsk GeminiがGmailのスレッドをソースとして使えるようになりGAへ。既存の詳細解説記事がある2件はポイントのみまとめ、詳細記事へリンクしています。


1. Organize My Files in Drive — 一般提供開始

GeminiがDriveのファイル整理を提案する「Organize My Files」が一般提供(GA)になりました。散らかったDriveをAIが分析し、移動先フォルダを提案してくれます。2025年10月のベータ公開から約7ヶ月での正式移行です。

詳細は GeminiがDriveのファイル整理を提案。「Organize My Files」が一般提供開始 をご覧ください。


2. Workspace Studio:リストの繰り返し処理(Loop)が一般提供開始

Google Workspace Studioにリスト項目を1件ずつ処理できる「Repeat for each(各項目で繰り返す)」ステップが追加され、GAになりました。Sheetsの行やGeminiのリスト出力を自動でループ処理できるようになり、繰り返し作業の自動化が実用的になります。

詳細は Workspace Studioがリストの繰り返し処理に対応。「各項目で繰り返す」ステップが追加 をご覧ください。


3. 管理対象サードパーティアプリへのデータ保護強化

企業のGoogle Workspaceアカウントから、IT管理者が承認した管理対象サードパーティアプリへのデータ移動が可能になりました。管理されていない個人アカウントや非承認アプリへのデータ転送は引き続きブロックされ、信頼できるエコシステム内に限定した安全なデータ流通が実現します。

たとえばCRMへの顧客情報コピーは許可しつつ、個人のGmailへのコピーはメッセージで拒否されます。管理者がOU(組織ユニット)単位で有効化する形式です。デフォルトはOFFです。

対象エディションは次のとおりです。

  • Enterprise Standard / Plus
  • Education Standard / Plus
  • Frontline Standard
  • Enterprise Essentials Plus
  • Cloud Identity Premium

展開: Rapid / Scheduled Releaseドメイン向けに展開中。


4. Android版Google Drive:複数ページを一度にスキャン

Android版Google DriveのDocument Scanner機能が強化されました。これまで1枚ずつだったスキャンが、複数ページを同時にキャプチャできるようになりました。カメラの視野内で各ページを自動識別・分離し、重複検出で誤スキャンも防ぎます。本のページや領収書の束をまとめてPDF化する作業が一気に楽になります。

動作条件: RAM 8GB以上のAndroidデバイスが必要です。

対象ユーザー: 全Google Workspaceプラン・Workspace Individual・個人Googleアカウント(管理者設定不要)

展開: 2026年6月3日時点でRapid / Scheduled Releaseドメイン向けに提供中。


5. DLP:ファイル添付・近接条件のルールが一般提供開始

データ損失防止(DLP)ルールが、ファイル添付のパラメーター指定と近接条件(Proximity Conditions)に対応してGAになりました。

  • ファイル名・拡張子・カスタムMIMEタイプに基づいたブロックが可能(例: .java ファイルの送信をブロック)
  • 近接マッチングでは、「routing number」と「account number」が100文字以内に同時存在する場合などを検出可能

2026年5月27日より段階的展開中(最大15日間)。Admin Consoleで設定可能で、エンドユーザー向けの追加設定は不要です。

対象エディション: Enterprise Standard / Plus、Education Fundamentals / Standard / Plus、Essentials、Frontline Standard / Plus


6. Google Calendar:DLPが一般提供開始

Google CalendarへのDLP(データ損失防止)ポリシーが一般提供に移行しました。管理者はカレンダーの予定タイトル・説明・場所に含まれる機密情報(クレジットカード番号・身分証番号など)をスキャンするルールを設定できます。

対応アクション:

  • 監査ログへの記録
  • ユーザーへの警告表示
  • イベント作成のブロック

ユーザーは機密データ検出時にWebではポップアップ通知、場合によってはメール通知を受け取ります。OU単位でルールを適用可能です。

2026年6月3日より段階的展開中(最大15日間)。

対象エディションは次のとおりです。

  • Enterprise Standard / Plus
  • Education Fundamentals / Standard / Plus
  • Enterprise Essentials
  • Frontline Standard / Plus

7. Ask Gemini in Drive:GmailスレッドをソースにGA

DriveのサイドパネルからGeminiに質問できる「Ask Gemini in Drive」が、GmailのスレッドをソースとしてサポートしてGAになりました。メール、ファイル、フォルダをまとめて参照しながら多段階の会話形式で深掘りできるため、プロジェクト全体のコンテキストを活かした高精度な分析が可能になります。

管理者側でWorkspaceのGemini in Driveが有効化されており、ユーザー側でスマート機能が有効になっていることが前提です。

2026年6月3日より段階的展開中(最大15日間)。

対象エディションは次のとおりです。

  • Business Standard / Plus
  • Enterprise Standard / Plus
  • Google AI Pro / Ultra
  • Google AI Pro for Education
  • AI Expanded Accessアドオン

今週のポイント

今週の大きなテーマは「セキュリティの粒度向上」と「AI機能の正式化(GA移行)」です。

DLPが2件同時にGAへ移行し(ファイル添付条件・Calendar)、管理対象サードパーティアプリへのデータ保護も加わりました。管理者にとってはデータガバナンスのツールが一気に揃うタイミングです。「どこまで許可してどこを守るか」のルール整備を進める良い機会です。

AI機能では、DriveのOrganize My Files、Workspace StudioのLoop、Ask Gemini in DriveのGmailソースが同週にGAへ移行。ベータで使ってきた機能が「正式」になったことで、業務フローへの組み込みをより自信を持って進められます。


まとめ

今週の管理者・ユーザーへのおすすめ確認ポイントです。

管理者の方へ:DLP2件(ファイル添付条件・Calendar)はAdmin Consoleで追加ルール設定が可能になっています。管理対象サードパーティアプリのデータ保護強化はデフォルトOFFのため、有効化する組織は意図的な判断が必要です。

ユーザーの方へ:DriveのOrganize My FilesとAsk Gemini in Drive(Gmailソース)は今日から本番利用可能です。Android版DriveのマルチページスキャンはRAM 8GB以上のデバイスをお持ちの方はすぐに試せます。

来週も最新情報をお届けします。


参考リンク


本記事はKz classによる解説であり、Google公式の見解ではありません。

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